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春 | 夏 | 秋 |
冬 | 認識票 | 唐三彩 |
■ 大橋武夫先生の三十三回忌にあたり
ご遺族より貴重な御遺品を賜りました。
1. 参謀部 2.わが娘菊子 3.闘戦経(原文) 4.ピンチはチャンス 5.統率 6.参謀学 7.マルヌ会戦の日程 8.手紙1_大江 9.統帥綱領 統帥権 10.兵法経営塾 11.記事S53年 12.兵書研究ゼミ 13.新訂 兵法で経営する 14.戦争論解説 15.これが兵法だ 16.統率力と指導力 17.兵法経営戦略 18.立身出世のすすめ 19.参謀総長 モルトケ 20.兵法項羽と劉邦 21.参謀型人材戦史の教訓 22.大物の人間学 23.兵法徳川家康 24.戦争論クラウゼウィッツ兵法 25.戦略と謀略 26.統率学入門 27.図鑑・兵法百科 28.秘本兵法三十六計 29.鬼谷子 30.マルヌ タンネンベルヒ 31.孫子 32.意思決定の法則 33.統帥綱領 34.兵書抜粋 35.講演 1981.12~ 36.リーダーとスタッフ 37.兵法三国志 38.作戦要務令 39.状況判断 40.続・名将の演出 41.名将の演出 42.兵書研究 43.兵法経営要点 44.闘戦経 45.チャーチル 46.闘戦経(冊子) 47.講演 1977~1978 48.経営(記事スクラップ) 49.寄稿 1 50.情報パック 51.講演 1975.1~1975.7 52.マキャベリズム経営学 53.挿絵画 原則 戦史 54.寄稿 2 55.謀略 56.寄稿 3 57.寄稿 4 58.参謀学 No.1 59.挿絵図 日本戦史 小牧長久手 関ケ原 桶狭間 岐阜 中部 60.戦いの原則 61.写真資料 62.写真資料 63.季刊兵法経営2号. 64.兵法経営第5号 65.兵法経営研究会昭和62年新春号 66.兵法経営研究会昭和62年春季号 67.兵法で経営する 68.挿図外国戦史 69.挿図日本戦史 一の谷 屋島 厳島 高松 月山 九州 70.挿図日本戦史 近江 賎ヶ岳 福井 京都 山崎 71.72.闘戦経冊子 73.唐三彩 74.講演1979後期〜1980 75.愛知県新城市 76.講義資料 77.昭和53年記事 プレジデント社 ビジネス社 78.マルヌ会戦・タンネンベルヒの戦い作図資料 その他 寄稿 原稿 戦史講演資料 写真 葉書手紙、兵法に係わる殆どの御遺品。(一部を掲載させて頂きます。) |
■ この度、先生のご遺族「佐藤様」より大変貴重な先生の「旧日本陸軍」時代の「認識票の画像」を送って頂きましたので「佐藤様の詠まれた短歌」と「兵法経営研究会」会報に掲載された先生の陸軍時代の記事と一緒にこのページに掲載させて頂きます。 - 2023.5.6 - |
支那事変(後に大東亜戦争と改称)昭和十一年十二月、私は鞄一つぶらさげて、孤影悄然とタンクー(天津外港)の波止場におりたのであるが、以外にも支那駐屯軍の空気は内地とは大ちがいで、全くカラリとしており、溌剌としていた。周囲は皆敵であり、内地部隊のように、人を疑ったり、非難したり、妙にいじけたり、むやみに片意地をはるような人間は一人もいなかった。大敵に囲まれて二十四時間警急態勢にあり、一兵にいたるまで「一をもって十に当たる」の気概で頑張っており、誰一人としてじめじめしたことを考える余裕はなく、文字どおり大陸的であった。それに将校は粒よりの人物が揃っており、とくに連隊長はついこの間まで参謀本部の作戦課長だった二十二期の鈴木率道大佐であり、私が今まで接してきた諸上官とは全く異質な、尊敬すべき人物で、我が陸軍にもこういう将校がいるのかと、嬉しくなった。「君は射撃と自動車運転にすぐれていると聞いて、着任を待ちかねていた・・・」といわれ「なーんだ・・・これは栄転ではないか・・・」と勇み立った。この日から、私の運命は大きく上昇カーブをえがき出した。全力を発揮して努力していさえすれば、喜んでもらえる社会で活動できるようになったからである。実際、当時の幹部とくに連隊長はすばらしい人ばかりであった。後にビルマの戦場の軍司令官としてとかく非難され勝ちな牟田口廉也歩兵第一連隊長も、私は尊敬している。それは、戦果をあげさえすれば無条件で喜んでくれ、若い私たちの無礼な言動など、全然気にされない方だったからである。ともかく当時の支那駐屯軍は実力第一主義で、統制派も皇道派もなく、全員真剣だったのである。それは軍隊として当然のことなのであるが、当時の内地の軍隊はその反対で、中央部は政治意識過剰であり、隊付将校の多くは、悪い意味のサラリーマン根性に堕していたのである。 支那駐屯砲兵連隊は我々が理想編成として主張し続けてきた山砲と十五榴(十五センチ榴弾砲)の混成であった。ー 以下略 ー 以上本稿は、「同台経済懇話会」発行「草萌え」第一号に発表され「兵法経営研究会」会報第十三号(1989年10月発行、大橋先生三回忌特集)に転載されたものの一部をこの度ご遺族のご了承を得て当サイトに掲載させて頂きます。 |
「短歌」佐藤紀子様 2023.2.14 |
「旧日本軍認識票」佐藤紀子 |
亡き母の象嵌細工の手文庫に認識票が納まりてあり |
戦地にて父のつけゐし認識票母が大事に仕舞ひおきしか |
認識票の紐の汚れもそのままに絹に包みてしまひゐし母 |
楕円形の認識票に彫られあり父の氏名と所属部隊が |
楕円形の真鍮板の表面の半分ほどに薄き錆浮く |
メルカリに売られる旧き認識票二百円もあり五万円もあり |
復刻の認識票の注文をとる業者ありネットショップに |
認識票をアクセサリーにするといふ 平時育ちの若者ならむ |
万一の覚悟を決めて身につけし認識票ならむ父の場合は |
認識票を役立てぬまま帰り得し父の思ひを今に噛みしむ |
父と共に戦地にありし認識票をまた手文庫の闇に収めぬ |
上記は先生の陸軍認識票の画像と一緒に送って頂いた佐藤様の短歌です、お礼のメールにどうしても抑えきれない気持ちと一緒に書いてしまった五七五七七です。返し歌とかがあることを後で知ったので大変畏れ多くお恥ずかしい限りですが自らの気持ちの記録として残させていただきます。------短歌?になっているかどうか分かりませんが真似してみました。(すみません) 〇「戦火に耐えて戻りし鋼札、文庫に静むその名は空に」 (いくさびに、たえてもどりし、はがねふだ、ぶんこにしずむ、そのなはそらに) 〇「硝煙の気概帯びたる鋼札水も草木も生ける証しぞ」 (しょうえんの、きがいおびたる、はがねふだ、みずもくさきも、いけるあかしぞ) 〇「頤の涙も乾く鋼札両手に包み遠く静かに」 (おとがいの、なみだもかわく、はがねふだ、もろてにつつみ、とおくしずかに)----- |
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