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目録戦理戦いの要素統率状況判断戦略戦術大橋先生武岡先生・祈願・三陸皆様の心の復興 2011.3.11「 乃至法界平等利益自他倶安同歸寂光 」

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兵法・三十六計

兵書抜粋

司 馬 法しばほう

司馬法・解説

「司馬法(前356~前320成立)」は斉の「威王(~前320)」によって古代より伝わる司馬の兵法に「司馬穣苴」の論説を加えて「司馬穣苴兵法」と名付けさせたと伝わる。司馬という名称は古代周王朝時代より軍事を司る官職名であった。周王朝の最大の功臣、太公望呂尚は斉に封じられ斉の始祖となったが太公望由来の兵法も斉に伝わったと思われる。斉の26代「景公(~前490)」の時代「司馬穣苴(生没不詳)」を将軍に抜擢して晋と燕を撃退した、司馬穣苴はその功により大司馬に任ぜられ斉の重鎮となったと伝わる。下って威王の時代に斉は諸侯に君臨した。威王が編纂を命じた当初の司馬穣苴の兵法は百五十五篇あったが時代を経て散逸して、仁本、天子之義、定爵、厳位、用衆、の五篇のみ残ったと伝わる。古代の戦(いくさ)の作法と兵書としての戦争に対する大義理念を説いている。

仁本篇

  1. 古は仁を以て本となし、義を以てこれを治む。これを正という。
  2. 正、意を獲ざれば則ち権。権は戦いに出づ。この故に人を殺して人を安んずれば、これを殺して可なり。その国を攻めて、その民を愛せばこれを攻めて可なり。
  3. 戦いを以て戦いを止むれば、戦うといえども可なり。
  4. 故に国大なりといえども戦いを好めば必ず亡ぶ。天下安しといえども戦いを忘るれば必ず危うし。
  5. 古は走るを追うこと百歩に過ぎず。退くを追うこと三舎に過ぎず。
  6. 終わりを知り始めを知る。これを以てその智、明らかなり。
  7. 聖王、先王の治、天道に順い、地の宣を設け、徳の民を官となし、名を正し物を治む、国を立て職を弁じ、爵を以て禄を分かつ。諸侯は説び懐き、海外も来りて服す、獄(訴訟)をやめて兵(戦い)も終る。聖徳の至りなり。
  8. 賢王、礼、楽、法、度を制し、五刑を作し、甲兵(軍隊)を興し、以て不義をを討ち、巡狩して方省(視察)す、諸侯を会して不同を考す。
  9. 覇王、諸侯を治る所以に六あり。土地を以て諸侯を形し、政令を以て諸侯を平し、礼信を以て諸侯に親しみ、材力を以て諸侯を説し、謀人を以て諸侯を維ぎ、兵革を以て諸侯を服す。患いと利を同じくして以て諸侯を合し、小を比し大に事え以て諸侯を和す。
  10. 会を以て禁を発する者、九あり。弱を馮ぎ寡を犯せば則ちこれをつみす。賢を賊い民を害せば則これを伐つ。内を暴し外を凌げば則これを壇す。野荒れ民散ずれば則これを削る。固きを負みて服せざれば則これを侵す。親を賊殺せば則これを正す。君を放弑せば則これを残す。令を犯し政を凌げば則これをふさぐ。外内乱れ禽獣の行ないあれば則これを滅す。

天子之義篇

  1. 天子の義、必ず純ら法を天地に取り、先聖に観る。士庶の義、必ず父母に奉じて君長に正す。故に明君ありといえども、士、先ず教えずんば、用うべからずなり。
  2. 兵、雑えざれば、則ち利ならず。長兵は以て衛り。短兵は以て守る。太だ長ければ則ち犯し難く、太だ短ければ則ち及ばず。
  3. 師、多く威を務むれば、則ち民屈す。威少なければ則ち民勝えず。
  4. 軍旅は舒を以て主となす。舒なれば則ち民力足る。
  5. 古は国容、軍に入らず、軍容、国に入らず。軍容、国に入れば、則ち民の徳廃る。国容、軍に入れば、則ち民の徳弱し。
  6. 古は賢王、民の徳を明らかにし、民の善を尽くす。故に廃徳なく、簡民なし。賞、生ずる所なく、罰、試みる所なし。
  7. 古は戌(国境守備)兵、三年典せざるは、民の労を見るなり。上下、相報ずることかくの如くなるは、和の至りなり。

定爵篇

  1. およそ戦いは、爵位を定め、功罪を著し、遊士を収め、教詔を申ね、その衆に訊い、その技を求め、慮を方べ物を極め、嫌を変じ疑を推し、力を養い巧を索め、心の動きに因る。
  2. 将の心も心なり。衆の心も心なり。馬牛車兵の佚飽するは力なり。教えはこれ予めし、戦いはこれ節にす。将は軍の身なり。卒は肢なり。伍は指拇なり。
  3. 戦いは権なり。闘いは勇なり。陣するは巧なり。
  4. 衆を称り地に因り、敵に因りて陣せしむ。
  5. 兵を作すに義あり。事を作すに時あり。人を使うに恵あり。
  6. 国に居りては恵にして以て信。軍に在りては広にして以て武。
  7. 慮すでに定まらば、心すなわち強くして、進退疑うなし。
  8. 仁ありて信なければ、返ってその身を敗る。
  9. およそ軍は、法をして己に在らしむるを専という。下と与に法を畏るるを法という。
  10. 軍には小聴なく、戦いには小利なし。日に成り行うこと微なるを道という。

厳位篇

  1. 政は栗(りつ・威厳)ならんことを欲し、力は宨(ちょう・軽快)ならんことを欲す。
  2. 戦いは力を以て久しく、気を以て勝つ。
  3. 上、生きんとすれば疑い多し。上、死せんとすれば勝たず。
  4. 人は愛に死し、怒りに死し、威に死し、義に死し、利に死す。
  5. 知ることの難きに非ず。行うことこれ難し。
  6. 若し勝たざらしめば、過ちを取ること己に在り。
  7. 民は仁を以て救い、義を以て戦い、智を以て決し、勇を以て闘い、信を以て専らにし、利を以て勧め、攻を以て勝つ。
  8. 大に堪えるは勇なり。久しきに堪えるは信なり。
  9. およそ戦いは、その微静を撃ち、その強静を避く。

用衆篇

  1. 戦いの道は、寡を用うるには固く、衆を用うるには治む。
  2. 寡は煩わしきに利あり、衆は正に利あり。
  3. 衆以て寡に合えば、則ち遠く裹みてこれを闕く。
  4. およそ戦いは、設けてその作るを観、敵を視て挙ぐ。
  5. およそ戦いは、衆寡以てその変を観、進退以てその固きを観る。
  6. 戦いは、先んずれば則ち弊れ、後るれば則ち懾る。

大友杏葉

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