兵法塾 - 兵書抜粋・六韜 -
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TOP Ohasi Takeoka SiteMap Link Information WebShop Comment      祈願・三陸復興 2011-2015.3.11 
兵書抜粋
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六 韜
文韜 武韜 竜韜 虎韜 豹韜 犬韜
 
文韜
 
文師
● 文王乃ち斎すること三日、田車に乗り、田馬に駕して渭陽に田す。卒に太公が茅に坐して以て漁するを見る
   文王労うてこれに問いて曰く「子は漁を楽しむか」と。太公曰く「臣聞く『君子はその志を得るを楽しみ、小子
   はその事を得るを楽しむ』と。今、吾が漁するも甚だ似たるあり。殆どこれを楽しむにあらざるなり」
● 君子は情同じくして親合し、親合して事これに生ずるは情なり。言語応対は情の飾りなり。至情を言ふは事
   の極みなり。今、臣、至情を言ひて諱まずんば、君それこれを悪まんか」
● それ魚はその餌を食ひて、乃ち緡に牽かれ、人はその禄を食みて、乃ち君に服す。 故に餌さを以て魚を取
   れば、魚殺すべし。禄を以て人を取れば、人竭すべし。家を以て国を取れば、国抜くべし。国を以て天下を取
   れば、天下畢すべし。
● 太公曰く「天下は一人の天下にあらず、及ち天下の天下なり。天下の利を同じくする者は、則ち天下を得、天
   下の利を擅にする者は、則ち天下を失う。
盈虚
● 太公曰く「君不肖なれば則ち国危うくして民乱れ、君賢聖なれば則ち国安くして民治まる。禍福は君に在り、
   天の時に在らず」「昔者帝堯の天下に王たるや、上世の所謂賢君なり」
● その自ら奉ずるや甚だ薄く、その賦役や甚だ寡し。故に万民富楽にして飢寒の色なく、百姓その君を戴くこと
   日月のごとく、その君を親しむこと父母のごとし」
国務
● 文王、太公に問いて曰く「願はくは国を為むるの大務を聞かん。主をして尊く人をして安からしめんと欲す。
   これを為すこと如何」と。太公曰く「民を愛するのみ」と。文王曰く「民を愛するとは如何」と。太公曰く「利して
   害することなかれ。成して敗ることなかれ。生かして殺すことなかれ。与えて奪うことなかれ。楽しましめて苦し
   むることなかれ。喜ばしめて怒らすことなかれ」と。
● 故に善く国を為むる者は、民を馭すること父母の子を愛するがごとく、兄の弟を愛するがごとく、その飢寒す
   るを見れば則ちこれがために憂へ、その労苦するを見れば則ちこれがために悲しみ、賞罰は身に加わるが
   ごとく、賦歛は己より取るがごとし。これ民を愛するの道なり」と。
大礼
● 文王、太公に問いて曰く「君臣の礼は如何」と。太公曰く「上となりては唯だ臨み、下となりては唯だ沈む。
   臨めども遠ざかるなく、沈めども隠すなし。上となりては唯だ周く、下となりては唯だ定まる。周きは天に則る
   なり。定まるは地に則るなり。或いは天、或いは地、大礼乃ち成る」と。
● 文王曰く「主の位は如何」と。太公曰く「安徐にして静かに、柔節にして先づ定まり、善く与えて争わず、心を
   虚しくし志を平らかにし、物を待つに正しきを以てす」と。
● 文王曰く「主の明は如何」と。太公曰く「目は明を貴び、耳は聡を貴び、心は智を貴ぶ。天下の目を以て視れ
   ば則ち見えざるなく、天下の耳を以て聴けば則ち聞えざるなく、天下の心を以て慮れば則ち知らざるなきな
   り。輻輳して並び進めば則ち明蔽われず」と。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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