兵法塾 - 兵書抜粋・呉子 -
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兵書抜粋
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呉 子
一、図國 二、料敵 三、治兵 四、論将 五、応変 六、励士
一、図國          
 
● 兵機を以て魏の文侯に見ゆ。文侯曰く、寡人、軍旅の事を好まず、と。起曰く、臣、見を以て隠を占ひ、往を     
   以て来を察す。
● 昔の國家を図る者は、必ず先ず百姓を教へて万民を親しむ。
● 道とは本に反り、始に復る所以なり。義とは事を行ひ功を立つる所以なり。謀とは害を去り利に就く所以なり
   要とは業を保ち成を守る所以なり。
● 然れども戦ひて勝つは易く、勝を守るは難し。故に曰く、天下の戦ふ國、五たび勝つ者は禍なり、四たび勝つ
   者は弊え、三たび勝つ者は覇たり、二たび勝つ者は王たり、一たび勝つ者は帝たり、と。是を以て数々勝ち
   て、天下を得る者は稀に、以て亡ぶる者は衆し。
● 凡そ兵の起る所の者五有り。一に曰く、名を争ふ。二に曰く、利を争ふ。三に曰く、悪を積む。四に曰く、内乱
   る。五に曰く、飢えに因る。
● 強國の君は必ず其の民を料る。
● 君能く賢者をして上に居り、不肖者をして下に処らしむれば、則ち陳已に定まる。
 
 
二、料敵          
 
● それ国家を安んずるの道は、まず戒むるを宝となす。いま君已に戒む、禍それ遠ざからん。
● およそ敵を料るに、卜せずして これと戦うべきもの八つあり。一に曰く、疾風大寒に早く起きさめて遷り、氷を                
   剖き水を済りて艱難を憚らざる。二に曰く、盛夏炎熱におそく起きてひまなく、行駆飢渇して遠きを取ることを    
   務むる。三に曰く、師、すでに滝久して糧食あることなく、百姓は怨怒して妖祥数起こり、上止むること能わざ
   る。四に曰く、軍資すでに竭き、薪芻すでに寡く、天、陰雨多く、掠めんと欲すれども所なき。五に曰く、徒衆
   多からず、水地利あらず、人馬疾疫し、四鄰至らざる。六に曰く、道遠くして日暮れ、士衆労懼し、倦んでいま
   だ食わず。甲を解きて息える。七に曰く、将薄く吏軽く士卒固からず、三軍数驚きて師徒助けなき。八に曰  
   く、陣して未だ定まらず、舎して未だ畢らず、阪を行き険を渉り、半ば隠れ半ば出ずる。諸かくの如くなる者
   は、これを撃ちて疑うことなかれ。
● 占わずしてこれを避くるもの六つあり。一に曰く、土地広大にして人民富衆なる。二に曰く、上その下を愛して
   恵施流布せる。三に曰く、賞は信、刑は察、発すること必ず時を得たる。四に曰く、功を陳べ列に居り、賢を
   任じ能を使える。五に曰く、師徒これ多くして兵甲の精なる。六に曰く、四鄰の助け、大国の援けある。およそ 
   これ敵人に如かずんば、これを避けて疑うことなかれ。いわゆる可なるを見て進み、難なるを知りて退くなり。
● 兵を用うるには必ず須く敵の虚実を審かにして、その危きに赴くべし。
 
 
三、治兵          
 
● 「先ず、四軽、二重、一信を明らかにす。」 地をして馬を軽しとし、馬をして車を軽しとし、車をして人を軽しと
   し、人をして戦いを軽しとせしむ。
● 兵は治を以て勝となす、衆にあらず。もし法令明らかならず、賞罰信ならず、これを金して止まらず、これを
   鼓して進まざれば、百万ありといえども、何ぞ用に益さん。
● 凡そ軍を行るの道、進止の節を犯すことなく、飲食の適を失うことなく、人馬の力を絶つことなし。この三つの
   者は、その上の令に任ずるゆえんなり。その上の令に任ずるは、すなわち治のよりて生ずるところなり。
● 兵戦の場は、止屍の道なり。死を必すれば生き、生を幸すれば死す。
● 将たる者は、漏船の中に座し、焼屋の下に伏するが如し。智者をして謀るに及ばず、勇者をして怒るに及ば
   ざれば、敵を受くること可なり。故に曰く、兵を用うるの害は、猶予、最大なり。三軍の災は狐疑に生ず。
● 兵を用うるの法は、教戒を先となす。一人戦いを学べば十人を教え成し、十人戦いを学べば百人を教え成
   し、百人戦いを学べば千人を教え成し、千人戦いを学べば万人を教え成し、万人戦いを学べば三軍を教え
   成す。
● 戦いを教うるの令は、短者は矛戟を持ち、長者は弓弩を持ち、強者は金鼓を持ち、弱者は厮養に給し、智者
   は謀主となす。郷里あい比し、什伍あい保つ。一鼓して兵を整え、二鼓して陣を習い、三鼓して食をうながし、
   四鼓して弁を厳め、五鼓して行に就く。鼓声の合うを聞きて、然る後に旗を挙ぐ。
● 三軍の進止の道、天竈に当ることなかれ。竜頭に当ることなかれ。天竈とは大谷の口なり。竜頭とは大山の
   端なり。
● 卒騎を畜うに、むしろ人を労するも、慎みて馬を労するなかれ。常に余りあらしめ、敵の我を覆うに備えよ。
   よくこれを明らかにする者は、天下に横行せん。
 
 

 

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